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◆ 実践編 1 道徳学習の時間を活用してネットの健康的な利用を考える
■【加古川市立氷丘中学校 内田琢也教諭(2年2組教室)】での授業例
健康的なケータイの使い方(ネット依存予防・健康的なネット利用)/道徳学習指導案
- 1. 主題 望ましい生活習慣
- 「ケータイから自分自身を守る」
- 2. 資料
- 「10代のためのケータイ心得」株式会社ポプラ社
「日本経済新聞」(2013年8月1日)
「エンカウンター・エクササイズ12ヶ月」(今、困っています(インターネット・携帯電話))明治図書
「情報アンケート」(2013年9月12日 全学年実施) - 3. 主題設定の理由
- ・携帯電話が普及し、今や高校生だけでなく、中学生や小学生が保持するなど低年齢化が進んでいる。
スマートフォンやタブレット端末も主流となり、従来の携帯電話よりもインターネットやアプリなどを始め、できることが増え大変便利な機器となっている。
一方、便利がゆえに、間違った使い方をすることで、友人や見知らぬ人とのトラブルは後を絶えない状態となり、社会現象となっている。
友人とのメール・チャットのやりとり、端末の機能が多いことから手放せない状態にもなり、中高生のネット依存の問題も深刻化している。
本資料は、友人とのメールのやりとりでケータイが手放せなくなった事例である。
事例をもとに問題点や予防法について考え、健康的なケータイの使い方について考えることができる資料である。
・本学級の生徒は明るく活発である。行事においても協力し合い、意欲的に取り組むことができる。新しい友達も作ることができているが、友達との会話の中でケータイに関する話もよく出てくる。
携帯電話の保持者はほぼ半数の学級である。家での生活の仕方がケータイを扱った生活中心になっている生徒もいるようで、ケータイの使い方のルールが決められていない家庭もあった。
そのためケータイの健康的な使い方ができない生徒もおり、またこれから先にケータイを持ちたいと考えている生徒はほぼ全員であるため、正しい使い方を考えていく必要がある。
・指導にあたってはスマートフォンを用いて行う。
便利な機能をあげ、その機能を使って授業を展開していく。
便利な機能を確認したところで、ケータイを手放せなくなった事例をもとに、問題点について考える。
ネット依存(ケータイ依存)について、新聞記事や実際にネット依存(ケータイ依存)になり悩みを抱えている体験談を、音声合成ソフト「AI Talk」を使って聞かせることで、どんな悪影響を及ぼしているかを知り、依存症への予防とこれからのケータイの健康的な使い方について考える。 - 4. ねらい
- ネット依存(ケータイ依存)について知り、ケータイの健康的な使い方を考え、今後トラブルに巻き込まれないための予防と望ましい生活習慣をつけることを養う。
- 5. 準備物
- スマートフォン プロジェクター 書画カメラ ワークシート(1) ワークシート(2)
- 6. 指導過程
- 7. 評価の観点
- ネット依存になった場合の自分自身への影響について知り、健康的なケータイの使い方について 具体的に考えることができたか。
*ワークシート(1)
ケータイから自分の身を守り、健康的なケータイの使い方ができるようにするには、何が大切だろうか。
*ワークシート(2)
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