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062. 依存症から抜け出したいです 2009/10/11
恵美
自分は高校3年の女です。
小6の時、暇つぶしにネットをするようになり、そこからネットに依存するようになりました。
中2の時に2ちゃんねる、中3の時にチャットにはまってしまったのでネットに飽きる事がなくなってしまいました。
ネトゲもしましたし(途中でやめましたが)メール交換もしました。
自分でブログを作ったりサイトを作ったりSNSに登録もしましたし、フリーのメールアドレスで小遣い稼ぎのようなことも始めました。
ネット上の面白い動画や音楽・画像・文章をダウンロードするのもたびたび行いましたし、それと平行してネットサーフィンも楽しんでいました。
正直、ネットで楽しめる事はあらかた楽しんでいた状態でした。
今現在は2ちゃんねるの閲覧・書き込み、好きな芸能人の情報収集、小遣い稼ぎ、SNSやサイトの更新を主に行っています。
一日にネットを見る時間は6時間を超え、正直家事や最低限の行動以外はほとんどPCの前に張り付きっぱなしです。
また携帯からもネットをやるようになりました。
しかも通信制の学校に通っているため生活習慣がかなり崩れてしまって、若干昼夜逆転気味です。
今までネットをやめるためにPCからなるべく離れる生活をしてみたり、ネットをするのに便利なサービスやソフト・集めていたデータを削除してみたりしていたのですが、 どうしてもまた以前の状態に戻ってしまいました。
自分なりになにが良くないのかよく考えてみたのですが、
・一つのことをやり尽くして飽きたとしてもまた別のことができる
・お金がかかるサービスをほとんど利用していないため、外に遊びに行くより安上がり
・常におもしろいものがぞくぞくとアップロードされている
・お小遣いサイトでお金を稼いでいるため、なかなかPCの前から離れられない
という理由があがってきました。
また私個人としての理由としては、
・元々他人に興味がないので、現実であまり人と関わりたいと思わない
・趣味の幅が狭いので周りに仲間がおらず、結局ネット上の人としか好きなものの話ができない
・ネット以外のものにほとんど興味を持たないので特になにをしたいという気が起こらない
というのがあります。
進路は法律系の専門学校を希望しているのですが、今のままの状態だとまともに学校に通う状態にすらなれないことに気づき、自分が多くの時間を失ってしまったことを後悔しています。
どうかアドバイスをよろしくお願いします。
長文失礼しました。
返信(管理人)
恵美さん
この時期ネットにはまっているというのは、かなり厳しい状況ですね。
自身、多くの時間を失ったことを後悔しているとのこと。
でも今気づいてよかったのです。
自分の意志でどうにかなる段階は過ぎているようですがもう少し頑張ってみましょうか。
とりあえず『認識・意識の改革・行動』という3つでやってみてはどうかしら。
認識:
『自分の姿』
このサイトにある『ネット利用カレンダー』『ネット・ケイタイ利用時間&依存チェック表』 を記入してPCの横に貼り付ける。
自分がパソコンに張り付いている姿の写真をデスクトップの背景に使う。
嫌だと思っている自分の姿が、いくらかの抑止力にもなってくれるかと思います。
『同世代との比較』
自分がネットに費やしている6時間以上の時間有効に使っている高校生が多くいる。
勉強に限らずとも、その差は歴然。
『ネットの世界』
ネットはなんでもできる世界のようでいて、ほとんどが疑似体験、知識だけ豊富な頭でっかちな人間になる可能性もある。
ネット漬けになっているといろいろな可能性を見逃してしまうかも。
『変われる』
本当に大事なことは、今ならまだ、失った時間を取り戻せる、なにをするにもまだ間に合うということです。
恵美さんはまだ人生の五分の一くらいのところにいるわけですから、40代の人が後悔して時間をとりもどそうというのとはまったく違います。
大丈夫。失った時間を少しでも多く埋めることは可能です。
意識の改革:
今なにもしなければ、同じ1年がまた繰り返されるだけです。そしてさらに翌々年も同じ1年の繰り返し。そんなのは耐えられない。
今が変えるチャンス。
恵美さんが挙げている『よくない理由』はもっともです。
それぞれに少しコメントを加えてみます。
1.ユーザーが能動的ではなく受動的な意識で利用している
2.お金がかからない故に長時間利用してしまう
3.WEB上でサービスを提供している側は商売だから当然面白い。ユーザーはその面白さ、利便性ををお金ではなく時間で買っている。
4.簡単にお小遣い程度の稼ぎができるのも、ユーザーを引き付けていく素材のひとつ。
また『個人的な理由』については
1.無理に他人と関わろうと意識する必要はないです。大人になって現実の社会で生活していれば、誰かと関わるシーンは出てきます。その時に自然に関わっていけばいいのです。必要な時に必要な人が現れるものです。
2.ネットと現実では趣味のあり方に大きな違いがあります。ネットではいつでも同じ趣味の人と簡単に出会えて楽しいですよね。でもリアルではいろいろな人と出会い、その中で同じ趣味の人と出会い喜ぶ。宝探しみたいですが、意外性などもありプチ感動もします。
3.ネットの世界にいるかぎり、ネット以外のことに興味を持つという気持ちは今後もおこらないと思います。現実の社会で生活していけば、興味の幅も広がる可能性は大いにあります。
行動:
★自分のあらゆるアカウントを捨てる
★我慢したときのご褒美を用意する
★親にPCを取り上げてもらう
この3つを実行してみてください。
どうしてもやめられないのでしたら、せめて、
・試験で80点以上取るまでネットはしない
・自分の部屋の掃除・勉強2時間するまでネットをしない
もし破ったら、自分にとってなにかまずいことが起きるという精神的な圧力をかけてみては?
長くなりましたが、今が本当に大事です。
ネットから距離を置く、絶好のチャンスと思って実行してみてください。